PICK UP IDOL GEM(まほらな)

PICK UP IDOL GEM(まほらな)

photo=石垣星児(BLOCKBUSTER) text=小山内凛

 
 

GEMの仲良しコンビが爆発的な人気の双子ダンス界に殴り込み!?
伊山摩穂と村上来渚のユニット”まほらな”に直撃!

 
 
――今、MixChannel(以下、ミクチャ)という動画サイトでハヤりにハヤりまくってる双子ダンスの波に、抜群のタイミングで乗っかったまほち(伊山)とらなちん(村上)ですが、そもそも双子ダンスを始めたきっかけを教えてください。

らな「よく2人でらなの家におることが多いんですけど、家で『女の子のファンを増やしたいな〜』って話しとって、『最近の女の子がよく見るのって何やろう?』って話になり、『双子ダンスやない?』ってなって、『じゃあやろっか!』ってらなが提案したのが最初です。それでまほも『オッケ〜』みたいな」。

――軽っ!

まほ「そうそう、いつもそんな感じです(笑)。なんでも『うん、いいよ〜』って」。

――「女の子のファンを増やすならこれだ!」ってなったんですね。

らな「そうです。ミクチャ自体もけっこう好きで、双子ダンスもそうやし、カップルの動画とかをよく観てたんですよ。で、最初は『おもしろそうやし、何かに使えるかもしれへんからとりあえず動画を撮ろう』ってことで、その場ですぐに覚えて『Dessert』の双子ダンスを撮りました」。

まほ「そのときは当然服なんか揃えてなかったから、らなちんが持ってた同じ服を着て撮ったんです」。

らな「それで、本格的にミクチャでアカウントを作ってその動画を投稿したのが最初です!」。

――投稿する双子ダンスのテーマやコンセプトはありますか?

らな「元々振りが決まってる曲をやることもあるけど、自分たちのGEMの曲を、自分たちで双子ダンス用に振り付けして踊ろうっていうのは最初から決めてました!」。

まほ「GEMの曲じゃない曲も、そのうち自分たちで振り付けして踊りたいなと思ってます」。


――動画を撮っているときはどんな感じ?

らな「ずっと笑っとるよな。『あはは、間違えた〜』みたいな」。

まほ「超楽しんでる」。

らな「しかも、めっちゃ速いんですよ。覚えるのは家に着くまで歩きながら覚えて、家に着いて3回くらい撮り直して終わります。上手くいったときは、1回で終わることもあるくらい」。

まほ「双子ダンスってとにかく簡単で覚えやすいのが特徴なので、すぐ覚えられちゃう」。

らな「でも、GEMの曲は振り付けから考えるので、考えてから覚えるまでに1時間くらいかかるかな」。

――GEMの曲の振り付けは、どうやって考えている?

らな「2人で案を出し合ってます。『We’re GEM!』は、サビのキャッチーな振りは残して、『これいいんやない?』『こっちのほうがいいじゃない?』『じゃあこうしよう〜』『これもいいな!』って感じで、その場のノリで踊りながらちょっとずつ変えたりしてます」。

――お互いの意見は基本的に尊重し合うんですね。

まほ「そうですね。あと、まほのTwitterのアカウントでツイキャス配信しながら、ファンの人に『この振りどう?』って聞きながら作ったこともあります!」。

らな「ツイキャスを観てくれてるファンの人も一緒に覚えてました」。

――選曲も2人で決めているんですか?

まほ「いや、ほとんどらなちんが(笑)」。

らな「やりたい曲をLINEでひたすら送ります」。

まほ「で、『オッケ〜!』って。『イヤだ』って言ったことはないかも」。

らな「2人で動画を観ながら『これやりたいー!』ってなるときもあります」。


――まほちからは「この曲やりたい」とか言わないんですか?

まほ「言わないです(キッパリ)」。

らな「全然言ってきません。全部任せてきます!」。

まほ「そう、お姉ちゃんなので」。

――漫才コンビだったら、まほちは絶対にネタを書かないタイプですね(笑)。

まほ「そうですそうです(笑)」。

らな「任せられてイヤな気はしないから大丈夫ですよ! 簡単すぎる曲よりはちょっとダンスが細かくて、GEMのダンスを活かせる曲だったり、人気の曲を選んだりするのが楽しいので」。

――でも、いわゆるGEMでやるような本格的なダンスって、双子ダンスとは合わなそうですが……。

まほ「だから、上半身だけめっちゃ激しく動かしたりして、“踊れますオーラ”を出すんですよ」。

らな「そしたら『ダンスめっちゃ上手いですね』ってコメントが来ました!」。

――完全に手のひらの上で転がせていますね(笑)。

まほ「いぇ〜い! コロコロ〜」。

――唯一、通しでダンスをしている動画ではなく、編集でコマを繋ぎ合わせた動画が「金曜日のおはよう」でしたが、あれはどうやって考えたんですか?

まほ「あれも、全部らなちんが(笑)」。

――やっぱり(笑)。

らな「『はい、こっち向いて!』『次こっち行って!』『ここでサングラスかけて!』『真顔で!』みたいな感じで、監督になった気分でひたすら指示しましたね(笑)」。

まほ「真顔になろうとすると笑っちゃったりして、おかしかったです。らなちんは本当に編集がうまいんですよ。ミクチャを始める前も、けっこう動画を編集してTwitterに載せたりしてて」。

――かわいさだけじゃなく初めて“おもしろさ”が含まれていて、すごくいい動画だったと思います。

らな「やったー! あの動画のおかげで、それまでよりも再生数やファンの数が増えたんですよね。今まではGEMファンの女の子が“いいね”を押してくれるくらいやったんですけど、初めて見てくれる子もけっこういたみたいで」。

まほ「『編集おもしろいね』っていうコメントがいっぱいありました」。

らな「あと、『ベッドカバー同じです』とか『カーテン同じです』とか『時計同じです』っていうコメントもめっちゃ多くて(笑)」。

まほ「多かったね。うちらのマネをして『金曜日のおはよう』の双子ダンスの動画を撮ってくれてる子がけっこういて、同じ時計をわざと映してる子もいました(笑)」。


――きっと、使っている家具が同じっていうところに親近感を覚えるんでしょう。そうやって初めて観てくれた人がマネして踊って、徐々に女の子のファンが増えていくのが理想型ですよね。

まほ「本当に少しずつだけど、握手会で『ミクチャ観て来ました!』って言ってくれる子が増えてきたんです。うれしい!」。

らな「『初めて観てファンになりました!』っていうコメントもだんだん増えてきたし。狙い通りです(ドヤ顔)」。

まほ「あと、『右の子(まほ)がめっちゃ(藤田)ニコルに似てる』っていうコメントが多いです」。

――左の子は(笑)?

らな「『ナチュラルでかわいい』って(笑)。らなは、あんまり触れられません」。

――ニコルが印象的すぎるんだ。

まほ「髪の色だけなんだけどなぁ。ツイキャスとかでもよく言われるから、『そう見えるんだー』って感じですね」。

――じゃあ、まほちへのコメントのほうが多い?

らな「あ、もう断然。ほぼニコルです。ちょっと自分に甘く数えても、ニコルが8、らなが2って感じですね。いいんです、いいんです。らなは編集能力でファンをつけていくので……」。

――開き直りがすごいですね(笑)。では、双子ダンスの動画を撮るにあたって大変なことはありますか?

まほ「ダンスとはあんまり関係ないんですけど、服の系統が2人とも全然違うので、服を合わせるのに困ってます」。

らな「あとは、撮る場所がらなの家かGEMのイベントの楽屋ぐらいしかないんですよ。でも確かに、1番はやっぱり服かなぁ」。

まほ「おソロの服を用意しなきゃいけないので、お金がかかります」。

――毎回買っているの?

らな「それが、まほがよくプレゼントしてくれるんですよ。『服どうする?』って聞いたら『トレーナー買っといたよ』って、おソロのVANSのトレーナーをくれたり」。

まほ「好きなんですよ、おソロが。マネされるのはイヤだけど、好きな子とするおソロは好き」。

――デートとかもペアルックで行きたい派ですか?

まほ「もう全身揃えて行きたいですね」。

らな「え〜、せめてクツとか時計くらいやないとイヤやなぁ」。

まほ「あとは、撮影場所としておうちを借りてるし編集も任せっきりだから、それで返さないとなって」。

――お金で返さないとね。

まほ「違いますよー(笑)! 服です! 服!」。
 
 

必要とされてる感があって
すごく幸せに感じてるんだよね

 
 
――続いて、2人が仲良くなったきっかけなどをお聞きしたいんですが、お互い最初に会ったときの印象はどうでした?

らな「らなはオーディションのときなんですけど、足が長くてさらちゃん(平野)の友だちっていう印象でした。そのあとGEMのスターティングメンバーになってからは、コワいイメージしかないかも(笑)」。

まほ「まほは、それほど興味がなかったから特に何の印象もなかったかも(笑)。あんまり他人に興味を持たないんです。『歌がんばってる子だ〜』くらい」。

らな「GEMの正式メンバーになるまでは、全然しゃべってない気がする……」。

まほ「スターティングメンバーの頃、まほはずっとじゅりん(熊代)と一緒にいたからね。全然仲良くないどころか、確かにしゃべりもしなかったかも」。

――仲良くしようとは特に思わなかったの?

まほ「まだ正式メンバーでもなかったから、仲間意識よりも圧倒的にライバル意識の方が強かったんですよ」。

らな「ほんまにコワかった〜」。

まほ「うそ、コワくないよ! だってらなちんには何も言ってなかったじゃん(笑)。浅川(現・SUPER☆GiRLS)には、同じe-Street TOKYOでダンスも歌も未経験だったから、育てないといけないと思ってちょっと厳しくしてたけど……」。

らな「絶対に無意識やと思うけど、レッスンとかイベントが終わると、らなとなぁぽん(浅川)以外のメンバーの名前を呼んで帰るんですよ。だから、2人して『あれ?』って(笑)。今だから言える話なんやけどな!」。

まほ「あれ〜、全然覚えてない(笑)」。

らな「あはは(笑)。だから、ホンマに興味がなかったんやなって」。

――それがいつの間にか、双子ダンスを一緒に踊るくらいの仲になるなんて、そのときは想像もしていなかったでしょう。

らな「本当にそうですよ。いつから仲良くなったんやろうな?」。

まほ「GEM正式メンバーになって、それからは普通に話すようになったよね」。

らな「だんだんGEMの中でペアとかグループができてきて、その中でも一緒にご飯をよく食べに行ってたのがまほだったんですよ。焼き鳥が好きで、一緒に焼き鳥を食べに行くことが多かったです」。

まほ「お互いフットワーク軽いからね」。

らな「で、あるときからだんだんらなの家に泊まるようになって」。

まほ「あとさ、もうすでに仲良くなってたときだけど、1回LINEでめっちゃケンカしたじゃん。内容は覚えてないんだけどさ」。

らな「あったなー! お互いLINEでボロクソに言いまくったやつ。その後も特に『ゴメンね』とかは言わないままケンカが終わって。でも、それからお互いになんでも気を使わずに言い合えるようになった感はあるかも。お互いに我慢することがなくなって、気を使わずに『こっちのほうが良くない?』とか言い合えるようになった気がする」。

まほ「そうそう。本当にらなちんとまほって、考えてることが真逆なんです。お互い思ってることを言い合わないとちゃんと伝わらないから、話し合いが必要で。それにケンカするまで気づかなかったんですよね」。

――なんかちょっといい話を聞けた気がします。

らな「なんか、まほを見てるとお世話してあげたい気持ちになるんですよ。『ちゃんとしなさい』って言いたくなるんです。『それは違うで!』ってよく言ってるかな。まほってこういうキャラやからこそ勘違いされることが多いから、『こういうときはこうしたほうがいいよ』って」。

まほ「『こうしたほうがええねんで』ってよく言われる気がする(笑)」。


――そう言われて、どう返すの?

まほ「『あーうん』って。たまに反抗するときもあるよね。『でもこうだから』みたいな」。

らな「LINEやと、一瞬でまほがどう思っとるのか分かるよ。『あーうん』のときは機嫌悪いな、とか(笑)」。

まほ「あはは(笑)」。

らな「でも、らながやりたいと思ったことになんでも付き添ってくれるから感謝してる!」。

まほ「まほ的には、必要とされてる感があってすごく幸せに感じてるんだけどね」。

――必要とされたい、と。

まほ「そうそう、人から必要とされることに喜びを感じるので(笑)」。

――もしお互いが急に離ればなれになったとしたら?

まほ「えー、考えたこともなかったけど、まほは絶対にムリ」。

らな「らなはあんまりひとりでも寂しくない人なので、それはそれで大丈夫かもしれへん(笑)。たまに会いに行くぐらいでいいかな〜」。

まほ「ひどい! らなちんって、LINEもよく既読無視するんですよ。返信がないといつも泣きそうになっちゃう」。

らな「いやでも、まほも既読無視するんですよ。あと、まほは返信が『うん』とかしかないから、それに対して返信のしようがないんです」。

まほ「スタンプ送ればいいじゃん」。

らな「そんなん、スタンプの送り合いになるやん」。

まほ「そしたらまほが文を送る」。

――まぁ確かに、LINEの終わり方って難しいですよね。

らな「そう、だかららなが切ってあげてるん」。

まほ「なんか良い感じに言ったけど、絶対に面倒くさくて既読無視してるでしょ(笑)!」。

らな「えへへ(笑)。でもなんか、めっちゃイチャイチャしてるような仲良しではないですね。お互いのことを分かり合ってて、サバサバしてるけど仲良しな感じ」。

まほ「らなちんは、食べ放題の写真とかスクショをよく送ってくるよね」。

らな「そうそう、そういうのを見て真っ先に誘おうと思うのがまほなんですよ。どこでもついてきてくれるから、まっ先にまほの顔が浮かぶ」。

まほ「うれしい♪」。

――では最後に、まほらなとしての野望の宣言をお願いします!

らな「公式のユニットとして、まほらなでCDデビュー!」。

まほ「CDデビュー!」。

らな「CDデビュー!」。

――何回言うんですか(笑)。

まほ「あはは(笑)。あと、まほらなを見て憧れて、『まほらなみたいになりたい』って言ってくれる女の子が増えたらうれしいなって」。

らな「イベントとかしたら同じような2人組が100組くらいおる、みたいな。まわりを見渡すと、ニコルとナチュラルの2人組ばっか(笑)」。

――それくらいまでの人気になるために、どうしていけばいいと思いますか?

まほ「仲の良さが本当にビジネスじゃないから、それをもっとちゃんと出していきたいです。そしたら『この2人めっちゃ仲いいじゃん』って見てくれる人も増えると思うので。たまにはケンカしたり、ありのままのうちらを出していけたら、同世代の女の子たちも今以上に見てくれるんじゃないかなって」。

らな「あとはおソロコーデをガンガンしていったほうが、マネしてくれる子が増えるんやないかなって思います!」。

まほ「じゃあ、まほが服いっぱい買うね♥」。
 
 


 
 

GEM(じぇむ)

 
2012年12月25日「SUPER☆GiRLS EveryBody JUMP!! 2012 FINAL ~X’mas Special~」公演においてiDOL Streetから第3弾グループ「GEM」が発足。スターティングメンバーを経て、2013年6月11日「SUPER☆GiRLS生誕3周年記念SPアイドルストリートカーニバル日本武道館超絶少女たちの挑戦2013~」にて正式メンバー10名発表。2014年1月1日シングル「We’re GEM!」でメジャーデビュー。2016年6月25日をもってメンバーの武田舞彩が留学のため活動休止、西田ひらりを新メンバーとして迎え新生GEMを始動させた。『200%ダンスボーカルアイドル』(100%ダンスボーカル+100%アイドル)のキャッチコピーを掲げアイドル界No.1パフォーマンスグループを目指している。「GEM」(ジェム)は“磨かれながら宝石になれ”という思いを込めた「宝石」の意味と、「少女達のエンターテイメントの集合体」のダブルミーニングである。
 
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2017年2月15日(水)7thシングル「Sugar Baby」の発売が決定! 1月5日(木)の東京・新宿BLAZEでのライブを皮切りに「GEM 1st 全国TOUR~YUMENO TSUBOMI~」を開催! また、2月5日(日)の北海道・Sound Lab moleにて行われるフルーティーとの対バンを皮切りに「全国対バンTOUR~YUMEENO KIZUNA~」を開催!
詳しい情報はGEM公式サイトへ
 
 

 

 

伊山摩穂(いやま・まほ)

生年月日:1999年1月13日(17歳)
出身地:神奈川県
血液型:B型
伊山摩穂個人Twitter
 
 

 

 

村上来渚(むらかみ・らな)

生年月日:1998年1月14日(18歳)
出身地:大阪府
血液型:0型
村上来渚個人Twitter
 
 

まほらなの動画はこちらから!

https://mixch.tv/u/7243304
 

2017年2月15日(水)発売の7thシングル「Sugar Baby」のMVはこちら!

https://mixch.tv/u/7243304
 
 
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