≠ME(ノットイコールミー)短期集中連載 私服でポン! 3人目 蟹沢萌子

≠ME短期集中連載 私服でポン! 3人目 蟹沢萌子

PHOTO=堀内亮 HAIR&MAKE=オサレカンパニー
INTERVIEW=斉藤貴志

 
 

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=LOVEの姉妹グループで新たな旋風を巻き起こしそうな≠ME(ノイミー)。結成1周年を経て、メンバーの私服グラビア連載がスタートしました。3人目の登場は、ショートカットで目を引く蟹沢萌子。服は「すごく悩みました」と言いつつ、シンプルかつ個性的で女子大生らしいセンスを感じます。
 
 

 
 

 
 

 
 

きちんとしたい性格ですけど
自由にやることも学びました

 
 

――昔からショートカットだったんですか?

「中学まではずっとロングでした。高校受験の3日前に、なぜか突然ショートにしたくなって、思い立って切ったら、気持ち的にもスッキリして、周りの評判も良くて。それ以来ショートでいこうと思ったんですけど、高校で入ったチア部が夏場の野球の応援ではポニーテールにしないといけなかったから、夏はロングで冬に切る繰り返し。大学生になってからは、ずっとショートです」。

――去年の10月で20歳になってから、変わったことはありました?

「小さい頃に描いていた20歳のイメージは、家事とかいろいろ完璧にできて、バリバリに大人な感じでしたけど、私は洗濯もサボっちゃったり(笑)、18や19歳の頃とそんなに変わりません。でも、自分のやってみたいことは迷いなく挑戦できるという気持ちにはなりました。今はちょっと遠くに一人旅に行きたいと思っています。京都とか大阪とか」。

――蟹沢さんはもともとしっかり者だったんですよね?

「そうかもしれません。小学生の頃からクラスの委員長をしていたり、高校のチア部でも前の部長さんから指名されて部長になりました。しっかり者かはわかりませんけど、生真面目なところはある気がします」。

――チア部を部長としてまとめる上で、悩んだこともありますか?

「注意の仕方ですね。きつい言葉になると和が乱れるし、どう言ったら一方的にならず、相手との協調を保ちながら、伝えたいことを伝えられるか。そういうことは考えながらやっていました」。

――高校生でそこまで考えていたんですね。ノイミーでも最年長組で、グループ全体に気を配る意識はありますか?

「やっぱり年上としてまとめたいし、みんなの意見を聴きたいと思っています。年が近くて、しっかりしているメンバーもいるので、話し合いをしながら、ノイミーがもっと良くなるためにはどうしたらいいか、いつも考えています。ノイミーが大好きで、みんなで日本一のアイドルになりたいので、自分にできることは全部、精一杯やりたいです」。

――本当に真面目ですよね。でもドキュメンタリー動画では、合宿でダンスについて、先生から「ちゃんとしているだけで全然面白くない」と指摘を受けていました。それもある意味、真面目さの裏返しだったのでしょうか?

「自分の性格的なものかもしれません。あそこで『殻を破ってこい』と言われて、『もっと自由にやっていいんだ』と学びました。『きちんとしたい』という私の芯の部分は大切にしながら、パフォーマンスでも普段でも、肩の力を抜いて柔軟に、自分らしさを考えていきたいと思っています」。

――実際、殻は破れましたか?

「合宿の頃よりは破れたと思います。あの頃は確かに型にはまった踊り方をしていて、ちゃんと踊れてはいても個性を表現できていませんでした。それが1年間ライブやいろいろなことをやらせていただく中で、『もっと自由に動いていいんだ。大きく表情を付けていいんだ』と感じる場面があって。自分に足りないところ、頑張らなきゃいけないこともわかって、それを土台に、今年は大幅なスキルアップを目標にしています。ダンス、トーク、ルックスと、いろいろな面でレベルを上げないといけないので」。

――そのためにどんなことをしているんですか?

「自分を分析する機会が増えて、歌なら歌い方の癖とか、声量や声のスタミナがないという欠点も見えてきて、毎日カラオケに行って練習するようになりました。歌い続けてないと声のスタミナが付かないし、高い音も出なくなっちゃうんです。リハーサルとかで踊るときも毎回同じことをするのではなく、『今日はずっと笑顔でやろう』とか『体のここを止めることを意識しよう』とか、日々成長できるように練習の仕方が変わりました」。

――ダンスはもともとやっていたんですよね?

「小2から小6まで習ってました。歌は習ったことはないですけど、家でずーっと歌ってました。リビング、お風呂、部屋、トイレ……。家族に『ちょっと静かにして!』と言われながらも(笑)、歌うことが本当に好きで。でも、昔は今以上に上手くなくて、音を外すしリズム感も良くなかったので、そこから自己分析をするようになりました」。

――小学生の頃から?

「そうですね。小・中と『なりたい自分と今の自分、どこが違って、どうすればなれるのか……』みたいなことを考える子どもで、ノートに書いたりもしました。歌に関しても、自分がどこを外していて、どこが聴き取りづらいのか分析するようになって、ちょっとずつ上手になれたように感じます」。

――家で歌っていたと言っても、ただ気持ち良くなっていたわけではなくて?

「もちろん最初はただ気持ち良く歌ってましたけど、いくつのときだったか、お母さんに『私って音痴じゃないよね?』と聞いたんです。そしたら、お母さんが否定しなくて(笑)、初めて自分が音痴だと知って、音程が外れてないか気にしながら歌うようになりました」。

 
 

アイドルは楽しさが圧倒的に多いけど
大変なのは汗っかきなことです(笑)

 
 

――今は毎日カラオケに行って、どんな曲を練習しているんですか?

「supercellさんの『君の知らない物語』や大好きなあいみょんさんの曲を歌います。あと、『低い音域が出る人は高い音域も出るようになる』と聞いたので男性ヴォーカルのback numberさんの曲とか、アイドルさんの曲もイコラブ(=LOVE)さんはもちろん私立恵比寿中学さんとか、意識して音域の幅を広くして歌っています」。

――やっぱり遊びでカラオケに行く感じではないんですね。

「カラオケで1曲1曲録音して、家に帰って聴きます。自分で歌っているときと聞こえ方が全然違って、『ここは次はこう歌ってみよう』とか考えます」。

――ただ、音程とかを気にしすぎると、合宿のときのダンスみたいに「ちゃんとしてるけど……」ということにもなりませんか?

「そうですね。心に真っすぐ届くようにしたいので、上手く歌う技術とは丁寧に向き合いながら、個性をどう伝えるかも柔軟に組み合わせて、表現できるようになりたいです」。

――意識が高いですね。

「ずっと憧れていたアイドルになることができたので、自分の人生を賭けて頑張る気持ちがすごく大きくて、いっぱい考えずにはいられません」。

――ノイミーのオーディションが最後のチャンスと思っていたとか。

「もう19歳だったので、アイドルの夢は諦めないといけないと思っていた中で、最後に受けるつもりのオーディションでした」。

――大学に入学した時点では、どんな人生設計をしていたんですか?

「高校ではみんな大学に行く風潮があって、私も高1のときから進学は決めていました。でも、昔から自分を表現することが好きで、将来なりたいものはアイドルや芸能関係しかなくて。大学1年生の間にその道に進めなければ諦めるつもりで、キャンパスライフをエンジョイするより、夢に向かってオーディションを探しては受けていました」。

――1年生の間に受からなければ、どうするつもりだったんですか?

「あまり考えられなくて、『そうなったら、どう生きていこう?』と思ってました。『夢を失くしてしまったら途方に暮れて迷ってしまう……』とか、悪い想像ばかりしていて。企業に就職してもやり甲斐はきっといっぱいあるんでしょうけど、自分にとってやりたいことではなかったので。だからノイミーに合格できて、本当にありがたい気持ちでいっぱいです」。

――ノイミーで1年間アイドル活動をしてきて、特に印象に残っていることは?

「こんなに1年をあっという間に感じたのは人生で初めてで、ひとつには絞れませんけど、ステージデビューしたTIFはすごく印象に残っています。アイドルとしてお客さんの前に立つのは初めてで、反省点もたくさんありましたけど、あのとき『私はアイドルになることができたんだ』と実感したんです。2月に結成して、8月まで12人で頑張って練習してきた成果もお見せできて、感慨深かったです」。

――アイドルになってみたら、大変だったこともないですか?

「楽しいことのほうが圧倒的に多いですけど、大変なことといえば、私は汗っかきで(笑)。メンバーの中で代謝が一番よくて、レッスンやステージをやると髪とかビショビショで、1人だけ『風呂上がり?』みたいになります(笑)」。

――特技にはアクセサリーのハンドメイドが挙がっていますが、どんなものを作るんですか?

「ストーンやチャームを組み合わせるのが好きで、UVレジンというUVライトを当てると固まる樹脂も今はあって、それとラメや押し花を使って型にはめて、イヤリングを作ったりします」。

――手先が器用なんですね。

「そうなんですかね? 縫い物とかも好きでした。でもB型なので、大雑把なところがあって、肝心なところで詰めが甘かったりもします(笑)」。

――大学のほうは3年生になりました。

「アイドルに全力を注ぎたいと思ってますけど、大学も行くからには意味のある時間にしたくて。テスト期間とかは大変ですけど、今年のもうひとつの目標の早寝早起きを徹底して、生活リズムを整えたいです」。

――どれくらいの早寝早起きをしようと?

「10時に寝て、4時半に起きるのが理想ですけど、夜はスマホで映画やアニメを観ていたりすると、どうしても12時を越えちゃいますね。最近は『バイオハザード』を一気に観ました」。

――早起きはできていますか?

「三度寝くらいしちゃいます(笑)。目覚ましを6時、6時15分、7時と掛けておくと、一応毎回起きるんですけど、気づいたらまた寝ていて(笑)、結局起きるのは7時です」。

――こっちの目標のほうが難航しそうですね(笑)。

「早寝早起きはスキルアップに比べたら小さな目標ですけど、アイドルとしても学生としても成長できる1年になったらいいなと思います」。
 
 

 
 

 
 

 
 

蟹沢萌子(かにさわ・もえこ)

生年月日:1999年10月25日(20歳)
出身地:神奈川県
血液型:B型
蟹沢萌子 個人Twitter
 
【CHECK IT】
2019年2月に、=LOVEに続く指原莉乃×代々木アニメーション学院プロデュースのアイドルグループ第2弾として結成された≠MEのメンバー。4月29日(水)に発売される=LOVEの7thシングル「CAMEO」のカップリングに≠MEの新曲を収録。
詳しくは≠ME 公式HPへ

 
 

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