PICK UP CASTER 沖田愛加

PICK UP CASTER 沖田愛加

PHOTO=厚地健太郎 INTERVIEW=田中裕幸

 
 

「めざましどようび」のお天気キャスターとして活躍
「アナウンスは奥が深いです」

 
 

――4月にお天気キャスターデビューして約半年、番組には慣れてきましたか?

「そうですね。最初のころよりはだいぶ……」。

――最初はやはり緊張が大きかった?

「全部緊張していました! もう何に緊張しているのかがわからないくらいです。『尺はどうしよう……』『なまっていなかったかな? 』『私の天気予報はどういうふうに見えているんだろう?』とか、いろいろ考えていました」。

――宮崎県出身の沖田さんですが、番組でなまりって出てしまうもの?

「はい。最初のころは特に。でも、今はましになりました」。

――宮崎ことばってどんななまり?

「語尾が全部上がるんですよ」。

――疑問形じゃなくても上がる?

「そうなんです」。

――自分でテレビの録画を観返すと、今なまってたなってわかる?

「わかります!」。


――沖田さんは「めざましどようび」でデビューしましたが、もともとアナウンスの仕事の経験はなかったんですよね。実際にやってみていかがでしたか?

「イメージしていたものと比べてすごくギャップがありました。与えられた文章を読むものだと思っていましたが、実際にやってみて、『読む』という感覚だったのが『伝える』という感覚に変わって、『どうやったら伝わるのか、どういう風に読むと観てくれる人の心に届くのか』ということを考えるようになりました。今は『奥が深いな』と実感しています」。

――それを意識するようになって変わってきましたか?

「はい。ただ与えられた原稿の字面を追って読むのと、その場所の天気を想像しながら読むのとでは、声の通り方も全然違うというのがオンエアを通してもわかりました。だから原稿に気持ちを込めるように意識していきたいなと思うようになりました。でも、やっぱり、『あ、時間がない』『あ、なまりが……』ということに気をとられて、いっぱいいっぱいになっちゃうこともあるので、それが今の課題です」。

――沖田さんのお天気を4月の最初のほうから観させてもらっていますが、新人ではあるけどとてもナチュラルな印象です。

「本当ですか!? 最大の褒め言葉です」。


――知らない人が見たとして、『あ、この子慣れてないな』という感じは出てなくて、あたふたしたり、おどおどした雰囲気もありません。

「久しぶりに褒められました(笑)」。

――普段は褒められない?

「(笑)。放送後に『こうしたほうがいいんじゃない?』とアドバイスをいただいてます」。


――今年の夏はお天気でも、酷暑や毎週のような台風など、いろんなシチュエーションを経験していますね。

「『台風が来ました』と毎週言っている気がします。普段の日常の会話で、『記録的短時間大雨』などと言わないので、そういう言葉が出てくると方言が一気に出ちゃったり……」。

――今は日々精進中といったところ?

「そうですね。どうやって読んだらうまく伝わるかということを、番組の反省会が終わったあとに、キャスターの西山(喜久恵)さんや佐野(瑞樹)さんに質問したり、レッスンの先生に聞いたりしています。みなさん丁寧に教えてくださってありがたいです」。

――そのアドバイスで変わった点などありましたか?

「原稿を自分なりに分析して『ここを強調して』と考えながら読んでいたんです。たとえば“大雨”とか“暴風雨”という言葉がポイントだなと思ったらその言葉を強調していました。でも、西山さんから、『その部分をすらっと読んだほうが意外と耳に残りやすいから、伝えようとする意識が強くなりすぎないようにするほうがいいかもしれないね』とアドバイスをいただいて、あまり強調しすぎないようにしています」。


――もしかしたら、強調しようとするあまり不自然になっていたのかも。西山さんレベルになると、強調しつつもナチュラルに耳に入る読みができるのかもしれません。

「そうですね。やはり奥が深いなと思えるようになりました」。

 
 

バレエとピアノは15年近くのキャリア
これからのお仕事でも活かせれば

 
 

――沖田さんはもともとアナウンサーの仕事に対して興味はあったんですか?

「昨年事務所に入ったときは、やはりそういう事務所なので、やってみたいなという気持ちになりました」。

――事務所に入ったきっかけはスカウト?

「そうです」。

――去年の今頃はまだ一般の大学生だったんですね。

「去年の夏休みは地元に帰って遊びまくっていました(笑)。海に7回行きました!」。

――それが、今年は一転した生活となりました。

「今は特に充実感でいっぱいです」。


――仕事も大学も忙しく。今は何をしているときが楽しい?

「友だちとご飯を食べているとき! あとはライブに行ったり、舞台を観に行ったり、バレエを観に行ったり、金魚のアクアリウムを見に行ったりしているときです。先日はゆずさんのライブに行きました。あ、私、結構アクティブかもしれない(笑)」。

――もともと幼少期からバレエをやっていたという沖田さん。今はもうやっていないんですか?

「帰省したときには毎日やっています。東京でもやろうと思ったんですけど、13年間地元で習ってきた先生とのギャップがあって、あまりしっくりきませんでした。でも、地元に帰ったときには毎日レッスンに通っています。今、弟と妹が習っているので、一緒に行っています」。

――大学3年生ということで、そろそろ将来を考え始める時期なのかも。

「芸能のお仕事はずっとやっていきたいという思いはあって、その中で、ずっとやってきたバレエも活かしていけたらと思っています。ピアノも15年近くやっているし、あと自分は理系なんですけど、自分が今までやってきたことがお仕事として何か役に立つことがあればと思っています。お洋服が好きだからお洋服に関する仕事もやってみたいですね。そうなると、バレエをやっていたときに培った姿勢とか仕草が活かせるかなと思います」。


――最後にファンや視聴者にメッセージを。

「お仕事を始めて半年が経ちました。まだまだ課題はありますが、毎週毎週ちょっとでも成長できるように頑張っていますので、『めざましどようび』ぜひ観てください!」。

 
 


 
 

沖田愛加(おきた・あいか)

生年月日:1997年2月14日生まれ(21歳)
出身地:宮崎県
血液型:A型
 
【PROFILE】
2016年、「明治ガールズコレクション2016」でグランプリに選ばれる。今年4月より「めざましどようび」のお天気キャスターに就任。
 
【CHECK IT】
「めざましどようび」(フジテレビ系/土曜6:00~)に出演中。
沖田さんの情報も更新される公式サイトへ
 
 

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