PICK UP IDOL 沖田彩華

PICK UP IDOL 沖田彩華

PHOTO=城方雅孝 INTERVIEW=犬飼華

〝NMB48の顔〟に
5年目にして初の選抜!

――NMB48のドキュメンタリー映画がいよいよ公開されました。映画関連の取材は?

沖田「初めてです(笑)」。

――映画はご覧になりましたか?

沖田「はい。想像以上にフィーチャーしていただきました。グループには5年以上いますけど、こんなに取り上げていただいたことはなかったので、すごくビックリしました。この前、プライベートで映画館に行った時、NMB48の映画の予告が流れて、スクリーンに映る自分が目に飛び込んできたんです。その衝撃はもう……ちょっと言い表せないくらいすごかったです」。

――その映画ですが、やはりラストシーンが印象的でした。ご本人としてはいかがですか?

沖田「ある日、難波の劇場に呼び出されまして、何も知らずに到着したらカメラが回っていて。会議室で金子(剛=NMB48劇場支配人)さんとお話することになりました」。


――そこで、次のシングルで初めて選抜メンバーになったと伝えられましたね。

沖田「嬉しさで胸いっぱいになりました。でも、『今までにない、新しい形の発表だな』なんて冷静に聞いている自分もいました。選抜に入るにはもちろん人気も必要だし、実力もないといけません。だけど、『映画のクライマックスで発表されるという形もあるんだ……』なんて思っていました」。

――そうなんですか(笑)。

沖田「その後、すぐ親に電話しました。親は映画の撮影にも参加してくれていたので、その映画の中で発表されるなんて思っていなかったようで。それよりも、娘が全国放送の歌番組に映るかもしれないという喜びで泣いていました。私は地元が広島なので、関西ローカルの番組に出させていただいても、広島だと見ることができないんです。ずっと言ってたんです、『全国放送の歌番組で見たい』って」。

――メンバーの反応は?

沖田「1期生や仲のいいメンバーからはおめでとうと言ってもらえました。他のメンバーとは、特にこのことについてまだ話はしていません」。


――5年以上経って初めての選抜です。選抜をどういう場所だと見ていましたか?

沖田「〝NMB48の顔″です。みんな頑張っているけど、メンバーの数が多いので、テレビに映れる人数はどうしても限られてきます。そんな場所に絶対入りたいと思っていましたし、そこに入ることを目標に特にこの1年意識して活動してきました」。

――具体的には?

沖田「握手会の部数が1部から4部に増えたんです。それに、劇場公演でのコールの量も増えました。応援してくださる方が増えてきているなと実感していたので、そうなったら自分も期待に応えないといけないと思っていました。ファンの方が期待していることは、私が選抜に入ることなので」。

――映画でも描かれていますが、ファンの方がとても熱いですよね。

沖田「そうなんです! ファンの方があそこまで協力してくださっていることは映画を観て初めて知りました。特に総選挙の期間中に熱くなっている場面は涙が止まらなくなりました。これからはもっと握手会や公演といった、ファンの方と接する機会を大切にしていかないとなって思いました」。


――昨年の総選挙ですが、速報では名前が呼ばれましたね。

沖田「その前の年の総選挙では速報すら期待していない自分がいました。でも、速報に入ることで、開票の当日をドキドキして迎えることができました。そのことだけでも成長を感じることができたし、もう少し自信を持っていいんだなとファンの方に教えてもらえた気がします」。

――NMB48が発足したのが2010年秋ですから、これまで5年以上も選抜には入れなかったわけですが、辞めずに続けてこられたのはどうしてですか?

沖田「ファンの方がいてくれるからです。握手会がほぼ毎週あるわけですけど、毎回たくさんの方が会いに来てくださって、励ましてくださいます。日本だけじゃなくて、台湾、韓国、アメリカからも来てくださるんですよ。みなさんが言ってくれるのは、『あーぽん(沖田)を見て元気をもらってるんだ』ということです。ブログにも毎日すごい数のコメントを残してくださいます。そういう言葉を聞いたり読んだりすると、辞められないんです。自分の性格上、何も達成していないのに辞めるなんてことはできません。去年の生誕祭で、『私は1年間、絶対に辞めません』と宣言したのは、途中で投げ出すことができないからです」。

――次のシングルでの選抜入りは確定しました。次に見据えているものはなんですか?

沖田「今までは選抜入りを目指してきましたけど、選抜の中でいかに前に行けるかという精神を持って活動していきたいです。それに、自分にしかできないお仕事もしたいですね。たとえば、広島出身のメンバーは私だけなので、地元で何かやってみたいです。グラビアだってもっと出てみたいですね」。


――これまで劇場に何百回も立ってきていますが、緊張感を持続するのって難しくないですか?

沖田「チームM『RESET』公演はもう100回以上していますけど、毎回違う公演をしている気分なんです。自分たちが楽しまないと、楽しさが伝わらないですから。私たちのエネルギーが届くように、アイコンタクトを大切にしています。自分へのコールが大きい日はモチベーションが上がるし(笑)、そうじゃない日は『公演が終わる頃には、声援がいっぱいもらえるようにしてやる!』と思って頑張れるんです。以前、さや姉(山本彩)のアンダーをしている時は、誰も私のことを観てくれなかったけど、今は違います」。

――変わったんですね。

沖田「今はチームMに所属していますが、どのチーム(チームN、チームBⅡ)の公演にも出ているんです。そうすることで、ファンの方に『劇場に行けば、沖田彩華に会える』と思っていただけるようになりました。私を一番に推してくれていなくても、『舞台に立っているあーぽんが好きだよ』と言ってくださる方が増えました」。

――映画では、レッスン場での様子も映されていましたが、舞台裏の様子はあまり知られたくない?

沖田「これはどのメンバーでもそうですけど、メンバーの努力があって公演が成り立っているんだなと伝わるのであれば、問題はないです。でも、基本は見られたくないかな(笑)」。


――舩橋淳監督に取材したところ、「沖田彩華は報われないメンバーの代表として描いた」とおっしゃっていました。沖田さんから見て、もっと報われてほしいと思うメンバーはいますか?

沖田「川上千尋ちゃんです。ちっひー(川上)は常にレッスン場で練習しています。『あれ、今日もいるの?』なんて会話をよくしています。しゃべればしゃべるほど面白さが伝わるコなので、期待しています」。

――2016年、NMB48がこうなったらいいなという希望はありますか?

沖田「去年の年末は『NHK紅白歌合戦』出場という、素敵な締めくくりをさせていただきました。今年もそのように締めくくれるように一年間頑張りたいです。あと、もし総選挙が開催されるのであれば、1人でも多くのメンバーに入ってほしいです。もちろん自分もですけど(笑)。今年は速報だけじゃなく、開票イベントで名前が呼ばれるように頑張りたいです!」。


  


  

沖田彩華(おきた・あやか)

生年月日:1995年10月11日(20歳)
出身地:広島県
血液型:AB型

  

【CHECK IT】
2010年9月、NMB48第1期生オーディションに合格。今回のドキュメンタリー映画「道頓堀よ、泣かせてくれ! DOCUMENTARY of NMB48」内で初選抜入りが発表される。2016年2月からはじまるNMB48全国ツアーでは、3月1日(火)、2日(水)大阪・なんばHatch、3月28日(月)宮城・仙台PITにチームMで出演予定!
 
 

詳しい情報はNMB48公式HPへ

映画の情報は「道頓堀よ、泣かせてくれ! DOCUMENTARY of NMB48」公式HPへ

 
 

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