PICK UP IDOL たこやきレインボー

PICK UP IDOL たこやきレインボー

PHOTO=河野英喜 INTERVIEW=斉藤貴志


 
 

新曲でデジタルネイティブ世代に
「もっと話そうよ」とメッセージ

 
 

――たこ虹は結成7周年を迎えました。ここまで順調にやってこられました?

彩木咲良「6人から5人になったときは、みんなでいろいろ話しました。センターの赤が抜けて、『たこ虹どうなんねん?』とよく言われたので」。

根岸可蓮「不安やったよな」。

堀くるみ「歌割りやフォーメーションを全部5人用に変えて、覚えるだけで精いっぱい」。

彩木「でも、『終わりや』と言われないために、めちゃめちゃ努力しました」。

清井咲希「自分たちより虹家族(ファン)さんのほうがショックやったと思うんです。そこで自分たちが前を向いて行かへんと応援しづらいから、上を目指す気持ちのほうが強くなりました」。

堀「5人で進んで行く覚悟を決めたんです」。

春名真依「前向きに『次はどう行こうか』と」。

彩木「そのタイミングで、メンバーの個性が出始めました。『咲希ってこんなに面白かったんや』とか(笑)」。

根岸「おしとやかで、お姫様みたいな感じだったのが、どんどんツッコんでくれるようになりました」。

清井「自分で『こんなこと、できるんや』ってビックリでしたね(笑)。たぶん『しっかりせな』という気持ちから、静かな自分が変わったんだと思います。6人のままやったら、今こうではなかったかもしれません」。

――咲良さんは思春期も経てますよね?

堀「反抗期がありました。“口答えピンク”と言われてましたから(笑)」。

彩木「最年少で下に見られたくなかったんです。今は『下でラッキー! 若いっていいね!』と思いますけど」。

堀「反抗期を見せられて、『私たちは親か?』って感じでした(笑)」。

――真依さんは顔立ちが一番変わったのでは? 昔は幼い感じでしたよね?

堀「それはほんまに思います」。

彩木「垢抜けて、めちゃめちゃ美人になった」。

春名「整形はしてないですよ(笑)。自分の写真を見て『このパーツはこうしたい』と思ったらマッサージしたり、メイクを勉強したり、できることはやりました」。

堀「背は最初からわりと高かったけど、こんなに伸びるとは思わんかった(笑)」。

――新曲「もっともっともっと話そうよ-Digital Native Generation-」は“スマホより直接話そう”というメッセージソング。皆さんもデジタル・ネイティブ世代として“あるある”な感じはしました?

春名「私たちの世代は特に“あるある”だと思います。LINEしてから『絵文字が足りひんかったかな?』とか『ちょっと文面が怖かったかな?』とか考えますけど、スマホ画面では伝えきれない感情があるじゃないですか。この曲を聴いて『あの人と話したい』と思ってもらえたら嬉しいです」。

――歌詞の通り「絵文字がないとか 既読になるの遅いとか」は気になりますか?

根岸「私は全然気にしません。自分は絵文字を付けるけど、返事に絵文字がなくても大丈夫です」。

堀「メンバー内では気にしませんけど、LINEは相手と同じテンションで返します。絵文字をめっちゃ使う子やったら、『こっちも絵文字を付けないと不安にさせないか?』とか」。

清井「わかる」。

堀「既読無視は学校で友だちと変な空気になったあとにされたら、『怒ってるのかな?』と気になりますね」。

春名「『何か反応ちょうだい!』という」。

根岸「私はスタンプを間違えて送っちゃうことがあります。どれを送るかスクロールして選んでいるうちに、ポッと送られちゃって『待って! これじゃない!』という。しかも、焦ってポポポーンと連続で送っちゃうんです。相手の話と全然関係ない、アニメのキャラクターが怒ってるスタンプが行っちゃったり(笑)」。

――MVでは、咲希さんと真依さんが隣りの部屋にいるのに、LINEで言い合いしてました。

清井「あれはないと思います(笑)」。

春名「でも、同じ世代でトークでケンカした人はいるんじゃない?」。

彩木「相手が見えない分、強い言葉を出しちゃうときがあって、そういうのはアカンなと思います」。

――真依さんが歯磨きしながらスマホを見てる場面もありました。

春名「カメラの位置を変えて何回か撮って、しかもアニメっぽく大袈裟に磨いたので、歯がめっちゃきれいになりました(笑)」。

清井「私もアニメっぽくプンプン怒って、いつもより顔の筋肉を使いました(笑)」。

――くるみさんはスマホ依存の役。

堀「私は実際スマホがなくても大丈夫なほうです。一番依存しているのは可蓮。ゲームをいっぱいやってるから」。

根岸「はーい(笑)」。

彩木「私と可蓮がくるみを海に引きずっていく場面は早送りになってますけど、しんどかったです。『くるみ、もうちょっと体重軽くならんか?』って(笑)」。

堀「そこ(笑)? 私は2人が大丈夫か心配していたら、引きずられる私の体勢も意外にしんどくて、腹筋が筋肉痛になりました(笑)」。

――可蓮さんがくるみさんのスマホを海に投げるふりで、かまぼこ板を投げてました。

根岸「何回も投げました。『もうちょっとこっち側に』とか言われるんですけど、かまぼこ板が軽めで風も吹いていたので、違うほうに飛んでいっちゃうんです」。

 
 

私たちは普通にコケますけど
「関西人やな」と言われます

 
 

――たこパの場面もありましたが、実際にメンバーでやります?

堀「やりますけど、あんなかわいい感じではない(笑)」。

春名「職人気質で、どれだけたこ焼きをうまく作るか(笑)」。

堀「食べながら『ちょっとドロドロすぎたな』とか反省したり」。

春名「『次は水を少なくしよう』みたいな」。

彩木「咲希が上手くて、めっちゃきれいな丸にして焦げめを付けるんです」。

清井「家でもよく作って、回すのが好きです」。

――咲良さんはたこが食べられなかったのでは?

彩木「だから前はたこ焼き器で私の1列だけたこを抜いてもらったり、チーズ餅とかいろいろ入れてました。だけど、たこやきレインボーの名前を背負って生きていくのに、たこ焼きを食べれへんのは絶対アカンと思っていて、わなかさんとのお仕事を機に食べてみたら、おいしかったんですよ!」。

春名「食わず嫌いやったんかな?」。

彩木「たこの食感が昔の私には合わなかったのかも。でも大人になったのか、食べられました」。

――MVの最後には、咲希さんと真依さんのケンカの理由を聞いた3人が見事にコケてました。

堀「あれはナチュラルですけど、誰かがボケてみんなでコケると、たまにビックリされます」。

春名「私たちは普通にやっているのが、『関西人やなぁ』と言われて」。

彩木「小さい頃から吉本新喜劇を観てたので」。

清井「スターダスト・プラネットの番組で誰かがボケたときも、たこ虹の5人だけ立ち上がって『オイオイ!』とツッコんでました(笑)」。

――カップリングの「天使のラブソングを」はクリスマスの歌ですね。

堀「直接クリスマスは出てませんけど、教会で羽のない天使が飛び回りながら歌うイメージです」。

彩木「『天使の気持ちになって』と言われました」。

堀「天使になったことがないから、わからへんけど(笑)」。

根岸「私は天使が舞い降りた場所がライブ会場という想像をしました。羽がないから遠くに行けないけど、会場にいる方を幸せにする気持ちで歌いました」。

――実際、メンバーが天使に見えることもありますか?

彩木「何回もあります。可蓮は存在が天使。おるだけで胸がキュッと締め付けられるようなかわいさがあります。それは咲希と真依にもあって、くるみにはない(笑)」。

堀「なんでや! 私にも天使らしさ、あるやろ?」。

彩木「手首の羽?」。

堀「それは衣装やから(笑)。咲希は声から天使やない?」。

彩木「素でやさしくて、ちょっとあざとく見えても、何の裏もないんです」。

堀「天使なのか、小悪魔なのか(笑)」。

清井「イヤや~!」。

根岸「アイドルとして素質があるってことや」。

堀「前山田(健一)さんは真依の声に毎回やられてます」。

春名「そうなんや。録ってるときは外が見えへんから、いつも『大丈夫かな?』と思っとった」。

彩木「イスに座って脚まで上げて、アーアー言ってる(笑)」。

――咲良さんはどんな天使?

堀「咲良は天使じゃないです(笑)」。

彩木「おーい!」。

堀「空からというより地底から来た感じなんで(笑)」。

彩木「私は地底人か(笑)?」。

清井「咲良は顔立ちがお人形さんっぽいじゃないですか。今回の衣装はドール風だから、写真の表情もお人形さんみたいでした。あっ、天使じゃなかったわ(笑)」。

――で、くるみさんは結局、天使ですか?

春名「フットワークが軽いです」。

堀「それ、どこが天使なん(笑)?」。

春名「たこ虹ハウス(寮)から実家に帰る日に、私が寂しくなっちゃって、くるみに『うちに泊まりに来る?』と聞いたら、ほんまに泊まってくれたんです。何も言わなくてもわかってくれて、軽々と動いてくれるところが天使やと思います」。

堀「無理やり繋げたな(笑)」。

春名「本当にメンバーの気持ちを汲み取ってくれるのは早いです」。

――皆さんはクリスマスは盛り上がるんですか?

彩木「街並みの雰囲気が好きです。あと、流れるCMも」。

春名「チキンのCMとかな」。

彩木「クリスマスソングが流れて、イルミネーションがいっぱいある街を歩くだけでも、いいなーって感じ」。

堀「でも、クリスマスは恋人たちの日ってイメージやん。だからリア充の人を眺めながら、1人でココアを飲みたいと思います」。

清井「イルミネーションを歩いてるカップルの彼女さんって、すごくかわいいと思うんです。モコモコのコートを着て、イルミネーションのキラキラが瞳に映って、両手でホットミルクか何かを飲んでんねん。なんちゅう幸せなデート! 冬の恋する女の子は最高にかわいいです」。

彩木「こういうところが咲希は天使なんです(笑)」。

春名「私も街で初々しいカップルを見ると、ニヤニヤしちゃいます。そんな私を周りから見たら、気持ち悪いと思います(笑)」。

――カップルを見て、羨ましいとか「チキショー」みたいな気持ちにはなりません?

堀「全然。うちら天使なんで(笑)」。

春名「12月にライブもあるので、幸せを届けます!」。
 
 

 
 

たこやきレインボー

ももいろクローバーZ、私立恵比寿中学、TEAM SHACHIなどを送り出したスターダストプラネットに所属する、関西出身の5人組グループ。2012年9月に結成。2013年9月に1stシングル「オーバー・ザ・たこやきレインボー」を関西地区限定でリリース。2016年4月にシングル「ナナイロダンス」でメジャーデビュー。同年12月に1stアルバム「まいど!おおきに!」をリリース。甲子園球場での単独ライブが目標。
 
 
【CHECK IT】
2年ぶり5枚目のシングル「もっともっともっと話そうよ-Digital Native Generation-」が発売中。前山田健一プロデュース。冬のホールワンマン「なにわンダーランド2019」を12月15日(日)に中野サンプラザで開催。たこやきレインボーが主催する「西日本アイドルフェスティバル2019」を12月31日(火)にZeppNambaで開催。「おでかけ発見バラエティ かがくdeムチャミタス!」(テレビ大阪/日曜午前11:00~)に出演中。
詳しい情報はたこやきレインボー 公式サイトへ
 
 

清井咲希(きよい・さき)

生年月日:1999年8月5日(20歳)
出身地:大阪府
血液型:B型
 
 

堀くるみ(ほり・くるみ)

生年月日:1999年12月18日(19歳)
出身地:兵庫県
血液型:O型

 
 

根岸可蓮(ねぎし・かれん)

生年月日:2000年11月18日(18歳)
出身地:和歌山県
血液型:O型
 
 

春名真依(はるな・まい)

生年月日:2001年1月5日(18歳)
出身地:大阪府
血液型:A型

 
 

彩木咲良(あやき・さくら)

生年月日:2002年3月26日(17歳)
出身地:兵庫県
血液型:B型
 
 

「もっともっともっと話そうよ-Digital Native Generation-」

 

CD+Blu-ray盤 ¥2500(税込)

 

CD only盤 ¥1300(税込)

 

CD only盤 ¥1000(税込)


 
 
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