SUPERB ACTRESS 内田理央

SUPERB ACTRESS 内田理央

PHOTO=河野英喜 INTERVIEW=S.K.
TEXT=斉藤貴志

 
 

「明治開化 新十郎探偵帖」に出演
初の時代劇でじゃじゃ馬なヒロインに

 
 

――「明治開化 新十郎探偵帖」で時代劇に初出演します。自分で時代劇は観てました?

「そんなにたくさんではないですが、小さい頃、おばあちゃんやおじいちゃんと一緒に観たりはしていました。おばあちゃんはNHKさんの時代劇が大好きで、今回の報告をしたとき、すごく喜んでくれました」。

――好きだった時代劇はありますか?

「私が観ていた中で印象的だったのは『座頭市』です」。

――北野武さんが主演した映画?

「いえ、昔の勝新太郎さんがやられていた『座頭市』を観たことがあります。今回は明治時代のお話で、お侍さんは出てこないんですが」。

――時代劇に出たい気持ちはあったんですか?

「もちろん、ありました。お着物のお姫様みたいな役に憧れていました」。

――今回演じる加納梨江は、洋行帰りの特命探偵・結城新十郎(福士蒼汰)を助ける大政商の娘という役どころですが、時代劇ならではのことはありました?

「撮影では街並みも出演者全員のお衣装も現代と違っていて、タイムスリップしたような感覚で楽しかったです。私は時代劇に厳しくて怖いイメージを勝手に持っていて、衣装合わせに行くときはドキドキしていたんです。でも、現場ではスタッフさんが皆さんやさしくて、良いチームワークもできていて。衣装も試行錯誤しながら明治時代のドラマに合ったものを選んでくださり、ワクワクする気持ちに変わりました」。

――演技的にも現代劇との違いはありました?

「しゃべり方も違いますし、所作もたくさんあって。私は着物ではなく、役柄もエネルギッシュな女性だったので、堅苦しい感じはなかったんですけど、エレガントに見えるように心掛けました」。

――梨江はじゃじゃ馬なキャラクターなんですよね?

「第1回から新十郎にビンタしています(笑)。刀を持った相手と傘で戦ったり、じゃじゃ馬感はすごく出ています」。

――内田さんにもそういう部分はあるんですか?

「私も小さい頃から、男の子とよく遊んでいました。木登りしたり虫を捕ったり普通にしていて、虫に触るのも全然平気で、冒険心は強めでした」。

――現場では空き時間はどう過ごしてました?

「よく一緒にいたのが福士くんや矢本(悠馬)くんで、年が近いこともあって話が盛り上がりました。話していたのはすごくくだらないことで、全然思い出せませんけど(笑)、『あのアニメ観た?』とか言って、モノマネを3人で練習したり。高校生みたいなことをしていました(笑)」。

――今回のドラマの見どころはどの辺でしょう?

「明治の初めの混沌とした文明開化期を舞台に、奇妙な事件がたくさん起きます。背景には現代とも繋がる要素があったりと、どこか共感できるお話になっていると思います」。

 
 

古き良きものが好きで昔ながらの
喫茶店を巡ったり銭湯に行きます

 
 

――今年7月にYouTubeで「だーりおCHANNEL」を開設して、すでに登録者数が14万人を越えました。どんなスタンスで取り組んでいるんですか?

「普段テレビの仕事とかでは話せないことや、自分の趣味嗜好、やりたいことを全部詰め込もうと思っています。サーフィンもYouTubeで始めて、都内の人口波のプールで練習してきました。何かハマリ出してきたので、今後も続けたいです」。

――芸能生活10周年も迎えました。

「あっという間だったと、すごく感じます。『よく10年続いたな。自分、頑張ったな』という想いと、『これからもっと頑張ろう』という気持ちがありますけど、不思議と後悔はまったくありません。まっすぐ前に進んできて、そこはすごく誇りに思っています」。

――11年目から、さらに取り組みたいことはありますか?

「10年間ずっと『声のお仕事をやりたい』と思っていて、まだ叶ってないので、それは実現できるように頑張りたいです」。

――さっきも出ましたが、アニメが好きなんですよね?

「今は配信でいつでも観られるじゃないですか。なので古い作品も観てみようと思って、最近観たのが『ジャイアントロボ』です」。

――おーっ! 実写版は特撮ドラマの古典的名作ですね。

「私はアニメのほうを観ました。40代、50代の方が世代なんですかね? 古き良きものがすごく好きなんです。古い喫茶店を巡ったり、昔ながらの銭湯に行ったりもします。この前はそういうものを探しに墨田区を散策してきました。あと、横浜の古い洋館に行ったり。休みの日はそんな感じで過ごしています」。

――これからの冬の季節に楽しみなことは何ですか?

「みかんです! 大好きで、段ボールに入ったのを買って、ずーっと食べていて、指が黄色くなります(笑)」。

――「こたつでみかん」というパターン?

「こたつは今の家にはないんですけど、買いたいです。みかんを食べて、アニメを観て、ゴロゴロしたいと思います(笑)」。

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 


 
 

内田理央(うちだ・りお)

生年月日:1991年9月27日(29歳)
出身地:東京都
血液型:O型
 
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2015年より「MORE」(集英社)のレギュラーモデル。ドラマ「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)で第22回日刊スポーツ・ドラマグランプリの助演女優賞を受賞。「来世ではちゃんとします」(テレビ東京ほか)などで主役を務める。その他の主な出演作は、ドラマ「海月姫」(フジテレビ系)、「向かいのバズる家族」(読売テレビ・日本テレビ系)、「はぐれ刑事三世」(テレビ朝日系)、舞台「星の数ほど星に願いを」など。12月11日(金)スタートのBS時代劇「明治開化 新十郎探偵帖」(NHK BSプレミアム・BS4K/金曜20:00~)にヒロイン役で出演。
詳しい情報は公式HPへ

内田理央 個人Twitter
内田理央 個人Instagram
 
 

「明治開化 新十郎探偵帖」

詳しい情報は「明治開化 新十郎探偵帖」公式サイトへ
 

 

 

 
 
 
 

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